真っ白な住んに10年住んでみた結果
私は自分で設計した家に住んで10年になります。
私の家はとことん、ホワイトインテリアにこだわり、真っ白につくりあげてきました。
今回の記事は、そんなホワイトインテリアの中の床(真っ白なフローリング)に注目して、そのメリット、デメリット、10年たった結果をお伝えします。
- 真っ白なフローリングにしたらどんな仕上がりになるのか
- 真っ白なフローリングにすることで得られるメリット
- 真っ白なフローリングにするとどんなデメリットがあるのか
家を真っ白にしてしまう方は少ないかと思いますが、あなたの家づくりの参考になったら嬉しいです。
真っ白なフローリングにした時の仕上がり
あなたの家の床が真っ白になったらどんな感じになるのか参考にして頂きたいです。
うちの仕上がりはこんな感じ
フローリングのメーカー、品番はこちら
メーカー ウッドワン
商品名 コンビットプロテクトネオV152
品番 FK2551-Y
畳も白っぽいものを選びました。
ほんとに真っ白だね…。
真っ白なフローリングにすると得られるメリット
- 家全体が明るくなる
- キレイに見える
- ホコリが目立たない
- 細かい傷は目立たない
家全体が明るくなる
白色というのは太陽光をたくさん反射します。
直射日光だと反射で眩しいくらいです。
直射日光出なくても、太陽光を乱反射して、窓のない部屋の奥まで明るさをもっていってくれます。
私の家では昼間に電気をつける事はありません。
ランドリールームのような閉鎖された部屋でも十分に明るいです。
また、私は軒下空間を大事にしていますが、窓から軒をしっかり出して、奥行のある空間にしても、部屋の中は十分な明るさになります。
家全体がキレイに見える
これは、個人差がありますが、白色というのは清潔感のあるように見えます。
人が持つ白色のイメージで、清潔感があると思う人は多くいるでしょう。
床が白色だと家の多くの面積が白色になるので、家全体の印象として白色のイメージが強くなる事で、家が清潔感があり、キレイだという印象を与えることができるのです。
ホコリが目立たない
ホコリが目立たないのは、ほんとに驚いています。
私の実家はブラウンのフローリングなのですが、ホコリがあるところと、無いところでは全然見え方が違います。
ホコリは日が当たると目立つのですが、ホコリがあるところに日が当たるとうっすら白っぽく見えるので、どうしても気になります。
ですが、床が白いと、そのホコリが目立ちません。
毎日のモップがけは大変なので、少しでもホコリが目立たないのは、お掃除嫌いな方でしたら助かるのではないでしょうか。
細かい傷が目立たない
新築で建てた時はどの家もピカピカ
その状態をなるべく長い間維持していきたいものですよね。
私達もこの家で暮らして10年、どうしても、生活の中で傷が着いたりするのは避けられません。
初めて床に傷がついた時はショックでした💧
うちの家もたくさん傷がありますが、
なんと‼️愛犬の爪でてきたものや、なにかで擦れた傷などは、ほとんど目立ちません。
ホコリが目立たない話の時もそうでしたが、日が当たると目立っちそうな感じがしますが、そこも実家のフローリングとは段違いに目立ちません。
真っ白であるということが、そうした細かい傷を目立たなくしていると思います。
色が変わる程の傷ではなく、表面上の傷ならば私は、目立たないと感じています。
真っ白なフローリングにするとおこるデメリット
- 照り返しがまぶしいくらいに反射する
- 樹脂部分の日焼けが気になる
- 凹凸のある傷、汚れはよく目立つ
- 髪の毛が落ちていると目につく
照り返しが眩しい
床が白いと直射日光がまぶしく感じます。
反射率が高い分、特に床からの照り返しはまぶしく感じます。
おかげで、窓のない奥の方まで明るくなりますが、反射している近くは目を開けていられません。
対策として、
・軒の出を長くする
・シェードを利用する
などがあります。
うちの家はロールカーテンで対策しています。
ロールカーテンだと、上から少しずつ下げて使うことができるので、太陽光の高さで、ロールカーテンの高さを変えることで明るさを調節しています。
私のオススメなのが、軒の出を長くして、軒下空間を有効に使う事です。
雨の日も気がねなく外部空間を使えるので非常に気持ちいいです。
うちもそうすればよかったと後悔する案件です💦
樹脂部分の日焼けが気になる
白い床にしたことで、他の部分も白くしないと見栄えが悪くなる事があります。
特に接続部分や干渉してる部分を止める緩衝材など、初めは同じ色で目立ちませんが、さすがに10年たってくると、日光による日焼けで変色してきます。
色は茶色っぽくなってくるので、気になる方は多くおられると思います。
私はそういうのが非常に気になるタイプなので、すごく取り替えたいです。
なんだか古めかしく見えてしまう(泣)
深い傷、色の着いた汚れはよく目立つ
メリットのところで、傷は目立たないと話をしましたが、それは表面の細かな傷のことで、表面が凹んだりするような傷となると話は別です。
フローリングの表面が削れてしまうと、反射による光の屈折で凹んだところが黒く影になってしまうので、傷がよく目立つようになります。
また、白っぽい汚れ以外はすぐ目に付きます。
ただ、よく汚れが目立ちますので、すぐに拭き取るという習慣ができました。
白くキレイに見えますので、そこを汚したくないという心理が働いて、そもそも汚さなくする努力をするようになりました。
髪の毛が落ちていると目につく
床が白いので、黒い髪の毛はよく目立ちます。
少し掃除機をサボると、部屋の隅にたまっているのがよく目につきますね。
うちは普段ルンバくんが頑張って掃除してくれているので、あまり気になりませんが、掃除機を頻繁にされないお家の方だと、白い床は髪の毛で汚れて見えると思います。
特に内はマルさんが縦横無尽に動き回りますので、抜け毛も多いです。
僕の毛はよく目立つね〜💦
かなり過酷な環境下の中ルンバくんが頑張ってくれています。
ルンバくんがいることが前提で、今のキレイさが保たれていると言っても過言ではありません
10年たった結果
これはあくまで私の感想になりますが
大満足しています。
掃除機さえしていれば、基本キレイに見えますし、大きな傷をつけなければ、細かい傷はそう目立ちません。
唯一気になるのが、樹脂部分の日焼けくらいでしょうか。
白い床は明かりを部屋の奥まで届けてくれますし、常に清潔感のあるお家に見えますので、毎日スッキリした気分で朝を迎えられます。
また、白い床のお家に住んでいると、夜もいい感じなんです。
夜は落ち着いたダークブラウンのイメージがいい感じに見えるものですが、白い床も負けていません。
照明を穏やかな、電球色にし、眩しさをおさえた明るさに整えてあげると、なんだか家全体が夕日に包まれた空間に変わります。
穏やかで暖かみのあるリビングでは、心落ち着かせゆったり、リラックスでき、一日の疲れを癒してくれます。
この時間に子供とマルとたわむれるのがほんとに幸せです。
まとめ
今回の記事では白い床で10年過ごした結果、どう感じているか、メリット、デメリットをお伝えしました。
- 家全体が明るくなった
- キレイに見える
- ホコリが目立たない
- 細かい傷は目立たない
- 部屋の奥の方まで明るくなる
- 昼間、電気をつけることがない
- 照り返しが眩しい
- 建具の樹脂部分の日焼けが気になる
- 凹凸のある傷や汚れは目立つ
- 髪の毛が落ちていると目につく
- ルンバ君がいることが前提でキレイに保たれている
私としてはもっと汚れや傷が目立ち、10年もすればカーペットやフロアマットで隠すようになっていくだろうと思っていましたが、思っていたほど床の傷みは少なく、全然今も他人に見せて大丈夫なレベルです。
毎年、床掃除でフローリング用クリーナーで拭きあげていますが、それでも年1回ほど。
汚れが着いたその都度、掃除しているだけです。
それで、このレベルでキレイな状態を保てていることが少し自慢でもあります。
私が家を建てたのは10年前。
日進月歩、住宅建材の強度や見た目のキレイさバリエーションは進歩しています。今ならさらに進化した床材でもっとこのキレイさが長持ちする床材があると思います。
ぜひ、あなたも自分のお家にあった床材を探してみてください。
〜床材選びは奥が深いです。その迷宮に迷い込まないようこの記事が参考になったら嬉しいです〜
ではまた。