【超簡単】愛犬と暮らす家を自分で楽しく設計する方法
- 一生に一度の家を業者任せでもいいの?
- 自分で家を設計できたらこのかゆいところに手がとどくのに⤵︎
- いろいろな建築業者をみて回ったけどどれが自分達にあった家なのか決められない
こんにちは〜スミッツで〜す。
せっかくの自分の家ですから自分の思うがままの理想の家に住みたいですよね。
でも、業者が出してきた間取りではなんか納得いかない。
なんてことありますよね。
そもそも自分でできたらな…と。
当たり前ですが、もし自分で設計できらメリットがあります。
それは、自分たちにとって最適な家の設計図があれば、それを各建築業者に持っていき同じ間取り、同じデザインで比較できるようになるからです。
具体的に何を比較するかというと
- 価格での比較
- 家の仕様の比較
- 各業者サービス
このように比較することができれば良いのですが、なかなか自分で家の設計をするというのは難しいですよね。
ですからこの記事では、【愛犬と暮らす家】を元に自分の理想の家を作るための方法お教えしています。
家を建てたいと思っている人に基本的な家の作り方から【愛犬と暮らす家】を例に自分の理想の家のヒントにしていただければ嬉しく思います。
今回は、仮の家族(スミッツ家)を例に、実際に設計してみたいと思います。
その方が、より具体的かつ設計の流れが分かりやすくなると思います。
家族構成は4人+1匹家族です。
- お父さん(スミッツ)
- お母さん(妻)
- お姉ちゃん(小1)
- 弟くん(5歳)
- マル(愛犬)
では、さっそく設計してみましょう!
家を建てたあとの夢を楽しく想像してみて
家の設計というとすごく複雑で素人にはできないって思われていませんか?
実はそんなことはないんです。全然あなたにもできます!
まずは家を建ててやってみたいこと、夢、楽しく想像してみてください。
この作業は必ず家族で行ってください。ワイワイ楽しくするといいですね。
やりたいことをどんとん書き出して、箇条書きにしてください。
次に、それらをそれぞれの箱に入れていきます。
例えばこんな感じです。
- ガレージが欲しい
- 自分専用の書斎があるといいな
- 庭でBBQがしたい
- 広いキッチンが欲しい
- 家事のしやすい家がいい
- 専用のドレッサーがほしい
- 自分のお部屋が欲しい
- 自分の机、ベッドが欲しい
- 自分のお部屋が欲しい
- おもちゃのたくさん入る所が欲しい
- 広い庭で走り回りたい
- みんなと一緒にいたい
- 寝ころぶところが欲しい
こんな感じでしょうか。
実際はもっとたくさんあると思います。
ここでは例として作っていくのでわかりやすいようにこのくらいにしておきます
私の家づくりの時にはみんなで100個以上、夢や、やりたい事を考えました。もっと多い家族の方もおられるかと思います。
ぜひ、楽しんで出してみてください!
グループ分けをする
みんなの夢が出揃ったらそれを家の要素事に分けていきます。
「家の要素」ってなんなん
と言う声が聞こえて来そうですね。
簡単に説明すると、リビング、キッチン、玄関、寝室などの何かするための部屋ことです。
この「なにかするための部屋」のことを【居室】といいます。
つまり、要素事に分けるとは
その居室ごとに①で出していただいた夢をグループ分けていきます。
この時にそこにあると便利だなーと思う物も一緒に入れて行くと後々、設計が楽になりますので一緒にやっていきます。
- 外で遊ぶおもちゃの収納
- マルの遊び道具、さんぽセット
- 手洗い、足洗い場
- シューズクロークetc
- みんなが集まれる広いリビング
- 収納
- マルの場所 (なるべく1人にしてあげないで)
- おもちゃ収納etc
- 広いキッチン (アイランドキッチン)
- 家事がしやすい配置
- パントリーetc
- お母さん専用ドレッサー
- お父さん専用書斎
- 各子供達の部屋
- お姉ちゃん専用机、ベッド
- 弟くんおもちゃ収納
- マルの場所
- ドックランのできる庭 (芝生)
- BBQのできるスペース (ウッドデッキ)
ざっくりこんな感じに分けてみました
ゾーニングをする
次にゾーニングをしていきます。
いきなり専門用語!!分かりません!
と思われた方、すみません。
ゾーニングとは家を建てる敷地内で(どの辺に何があると便利かなー)とか、(暮らしやすいかなー)といった土地に対してのエリア分けみたいなものです。
つまり
ここまで来たら、自分の住む土地が決まってないと、このゾーニングはできません。
逆に、決まってなくても、ゾーニングが出来ていれば土地を決める時の手助けになってくれます。
- その土地の方角
- その土地はどのからアクセスするのかです
はじめは、南側にリビングダイニングを置くところから考えます。
それは、1番光(日光)が入って来てその土地の1番いい場所になるからです。日本では太陽は東から上り、南を通って、西にしずみますよね。
なので、日中1番日光が当たるのは南側になります。
そこにリビングや大きな窓をつけることによって家全体を明るく心地よい環境を作り出します。
そして、1番心地よい場所をみんなが集まる所(リビング、ダイニング)を置くのが一般的な設計の考え方です。
そこから、動線を考えながらほかの要素(居室)を置いていきます。
次に大切なことは、道路からのアクセスです。土地に接するところにカーポートやガレージ、玄関を置いた方が動線的には効率的と考えます。
残ったスペースにトイレ、お風呂、洗面などのユーティリティ系や外物入れ、庭などにしていきます。
というような流れで、ゾーニングしていきます。
土地のそれぞれ特徴があるので、その特徴を活かした形で作っていきましょう!
ぜひ、自分の気に入った土地を探してくださいね☝️
実際に自分で設計してみる
えー!?今までの作業は設計じゃなかったのー!?
という、メッセージ💬で溢れかえっています。
ジョーダンはさておき…。先に進みます。
基本的に設計図は間取りで考えていきます。
ここで、先程のゾーニングにそって並べてみてください。
それぞれの居室を並べてみて、壁をくっつけてみたり、はなしたりしてみて、間取りの形を整えていく作業になります。
居室の形はとりあえず四角形で良いです。
知識として、居室を並べてみた時に壁がクロスしたところに、柱がきます。
この柱の位置が、ジグザグになっていたり、柱のない空間が多いと、建物が弱い構造になってしまいます。
ただ、柱についてはそんなに難しく考えなくても大丈夫です。
今は、
間取りに足りないものがないか
をしっかり考えてください。
家の階層数を決める。
階層数ってまた難しい言葉を使うなぁーと思われた方。
すみません。
ちょっと知識人ぽく見せたくなっちゃいました。
これは単純に、家を平屋建て(1階のみの家)にするのか、2階建てにするのか、はたまた、3階建てにするのかを決めて下さい。
全然難しくないですよね。
このブログを見られている方の多くは、2階建てを考えられている方が多いのではないかと思います。
一般的にも2階建てが多いです。
なので、2階建てで説明させてもらいます。
一般的に1階にリビング、ダイニング、キッチン、玄関、洗面、お風呂。
2階に寝室、子供部屋、クローゼットといった形で考えていきます。
ただ、この形にこだわる必要はありません。
土地の都合上、周りからの視線が多いような場所なのであれば、この形はそぐわないと考えます。
例えば、リビングでくつろいでいる所を通りすがりの人に見られてしまうような設計では全然くつろげません。
いっそうリビングを2階にして、夜の人通りが少ない時間帯に1階の寝室にで休んだ方が良いかと私は考えています。
また、土地が広く、周りからの視線もないような場所なのであれば平屋建てをおすすめします。
理由は、わざわざ2階に上がる手間をはぶけるからです。
なので、都市部ではない地方で土地も広いようであれば、平屋建ておすすめします☝️
ポイントはシンプルな間取り
良い間取りはシンプルです
理由は、生活が効率的になるからです。
【動線】のところで詳しく説明しますが、生活が効率的になると作業時間が短縮されて、時間がふえます。
その分ほかの好きなことに時間を使えると、もっと豊かな人生になると思いませんか?
つまり、家の設計は人生の時間に大きく関わってきます。
そもそも、自分の思いどおりの家で過ごすことが出来れば、それこそ人生が豊かと感じることができるでしょう☝️
居室の広さの確認
それぞれの居室が自分の家族に見合った広さになっているか確認する。
おもに日本の家の広さは、タタミの枚数で○畳(じょう)という数え方をします。
和室では無いのですがタタミでいうと何枚あるかが皆さんの広さのイメージがつきやすからだと思います。
また、帖(じょう)も多く使います。
これは、和室は(畳)、洋室は(帖)と使い分けがあるようです。
広さの確認方法
この広さ感覚は人それぞれに寄るところが多いので一概にこの広さが良いとはいえません。
- あなたが家族といて心地よいと感じる広さはどのくらいか?
- 子供部屋は主に1人で使うことが多くなると思うのでそんなに広さは求めない
- キッチンは作業しやすい広さがいいetc
それぞれ条件はありますが、その基準は人それぞれです。
なので、私がおすすめするのは、
ハウスメーカーさんの展示場へ何ヶ所か行ってみることです。
展示場は多くの方に合うように設計されていますので、だいたいの感覚はつかめるはずです。
何ヶ所か行ってみて一般的な基準をつかみましょう。
例として居室に広さを入れてみます
それらと比べて、自分達はどうなのか?
広いのか、広すぎるのか。使いやすいのか、使いにくいのか。
ポイントは展示場で確認するときに、広さだけでなく、建具などの高さや低さも一緒に見ておくことです。
そして、いいなぁと思ったものを広さや高さ、低さを基準値としてください。
後は、そこから少し広く、狭く、とか高く、低くなどオリジナルにアレンジすれば広さを決めることができるでしょう☝️
広さの確認が出来たらもう一度組み合わせてみましょう。
動線を考える
居室を並べ終わり、広さが決まれば次は【動線】の確認をします。
【動線】とは人の動きを線であらわしたものです。
この方法は、まず日常生活の行動パターンを思い出してください。
そして平日、休日の生活の流れ(ルーティーン)を紙に書き出します。
例えば、スミッツ家の行動パーターンでは
朝起きて(寝室)→顔を洗う(洗面)→トイレ→着替えて(クローゼット)→朝食→歯磨き→出勤、登校
これが朝のルーティーンです。
家に帰る(玄関)→手洗い、うがい(洗面)→部屋着に着替える(クローゼット)→宿題、遊び→お風呂→夕食(ダイニング)→テレビタイム(リビング)→就寝(寝室)
これが帰ってからのルーティーンになります。
この流れをみると、洗面とクローゼットは近くにあった方が良い感じがしませんか?
あたりまえですが、リビング、ダイニングも近くあった方が良いですよね☝️
ここで、マルの動線の確認もしておきたいですね。
我が家ではマルは基本的に1階のリビングダイニングのみの行動範囲と決めています。
ですが、キッチンにはマルは入れないようにしています。
それは、勝手に人の食べ物を食べたり、いたずらをしてしまったりするからです。
いくらしつけをしても、言うことを聞かないことは多々ありますので…。
しかし、壁や扉で仕切ってしまうと人の動線のジャマになって不便です。
なので、工夫として簡単な仕切りや段差などで区切るようにしています。
それだけで、全然入ってこなくなります。
また、外との出入りには足を洗ったりしなければいけないので、基本的に玄関側からは出入りしないようにしています。
このように、動線を考えながら居室の位置を微調整します。
動きの効率がいいと同じ所を行ったり来たりが少なくなります。
これが、【動線】の確認です。
考えるポイントは、動線もシンプルにすることです☝️
シンプルに考えると間取りもごちゃごちゃしません。
なぜ、シンプルにするとよいかというと、さまざまな生活に柔軟に対応できるからです。
子供達が成長すればまた変わります。生活のスタイルは日々変わっていくものなので、ひとつの生活スタイルにこだわって設計してしまうと、柔軟さがなくなり不便に感じてしまいます。
ルーティーンの流れにそって居室が並んでいるか。
または、効率的に動ごけているか確認してみましょう☝️
建具や家具を配置してみる
実際に必要な建具、家具を置いてみます。
間取りの段階である程度、必要な建具や家具を決めて置いて配置しておくことで、家ができあがってから置きたい家具が置けないとか、動線の邪魔になってしまって通りずらい、作業がしにくいといったことを防ぐメリットがあります。
配置の確認方法
- どこに何を置くのか決まっているか?
- 動線の邪魔になっていないか?
- どこに何を収納するのか?
- 収納力は足りているか?
ここまでできてくると、そろそろリアルに生活感がイメージしてきませんか?
お疲れ様です。これで間取りは完成です。
庭や玄関先、カーポートを考えてみる
これらの家の外の工事を外構工事といいます。
外構は家の前を通られる方に見られたり、お友達やお客さんの目に入るところなのでとても大事です。
何より、毎日自分が帰る家なので、帰宅時にだんだんと見えてくる自分の家の見た目がかっこいいとか、帰りたいと思える家なのかは大事ですよね。
外構工事といっても何を考えるかというと
- 玄関先のアプローチ
- カーポートまたはガレージへのアクセス(車を持たれている方)
- 庭の設計
これらがが主だったところになります。
玄関先のアプローチでは、ライトアップの仕方だったり、シンボルツリーなどあるとかっこよくなりまし、
出入口のポーチタイルの大きさや形で雰囲気が全然変わります。
カーポートまたはガレージへのアクセスでは、雨に濡れないか、軒先は役にたっているかなど確認が必要です。
カーポートとガレージでは家を建て終わったらあとの固定資産税(家の税金)の金額にけっこうな差がありますのでお金に余裕がない方はカーポートにされた方が節約になります
一般的にカーポート(三方以上が壁になっていないもの)は固定資産税はかかりませんが、ガレージは主に壁がありますので年間、数千円から3万円程度(大きさによる)かかります
屋根の形を決める
『建物の形は屋根の形で決まる‼️』
これは、私の大学のゼミの先生の名言のひとつです。
実際の家の見た目は屋根の形で大きく変わります。
なぜかと言うと、人は建物のを見る時、間取りは見ません。というか、見えません😅
人は、横から見る立ち上がった建物を見ています。
その見た目の印象の大部分になるのが屋根です。
住宅に使われる屋根の種類にはおもに、次のようなものがあります。
切妻屋根、寄棟屋根、陸屋根、片流れ屋根、アーチ型(珍しい)
名前は忘れてもらってもいいですが、見た目の印象が全然違いますよね。
外構のところでも説明したように家の前を通る人、お友達何より自分が毎日帰る家がどのような見た目なのかは大事です。
屋根を侮らないでね⁉️
ここまでできれば設計完成
まとめ
- 夢を想像する
- グループわけをする
- ゾーニング
- 設計
- 広さの確認
- 動線の確認
- 建具の配置
- 外構
- 屋根形状を決める
この流れで進めていけば誰でも簡単に設計できます。
特にアプリがあるともっと簡単にできますが、アプリがあっても、この知識があるか、なしか、ではできあがりに大きな差ができます。
作る時には、こんな感じ〜♫。
と軽く考えてください。
『全然できない〜⤵︎⤵︎⤵︎』とおもい悩む必要はありません。
できあがった後は、建てたい業者さんに見てもらってください。
基本的にこの流れで作って行けば大幅な設計変更にはならないはずです。
家の設計には必ず建築設計の資格が必要です。家(3階建てまで)は2級建築士以上、建物高さ13m、軒高9mを超える建物は1級建築士以上が必要です。
必ず、業者の設計士さんにみてもらってくださいね。
大丈夫。ここまで読んでくださったのなら必ずあなたの思い通りの家になっているはずです。
~どんな家でも住めば都~
では、また👋